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都市の水害「内水氾濫」 その対策と課題は(2010年02月10日)

川や海のそばではない都市で起きる水害を「内水氾濫」といいます。数十cmの浸水で命に関わるケースもあり、対策としてこのようなトンネルが作られています。いざというとき、私たちはどう逃げればいいのでしょうか?

名古屋市内の住宅街に掘られた巨大な空洞、一体何のために?この巨大なトンネルは「雨水貯留施設」と呼ばれ、ある災害から住民を守ることがその目的だ。その災害が「内水氾濫」。豪雨により、想定を越える雨水が下水に流れこんで溢れだす「都市型の水害」だ。2009年の台風18号では、マンションの半地下の部屋に住む男性が内水氾濫の被害にあった。近くに川などがない地域でも被害に遭う可能性のある内水氾濫。実は、数十cmの浸水でも命を失いかねない危険があるという。名古屋市は、こうした内水氾濫を防ぐため雨水貯留施設の整備を進め、その数は現在60ヵ所余りにのぼっている。こうした施設の整備に加え、1月に開かれた市の水害対策会議では、内水氾濫が起きた際の住民への情報提供などについて検討が行われた。内水氾濫への対応としては、家やマンションの2階などに逃げる「階上避難」が有効とされる。豪雨の中、家族で避難所に向かう事が危険な場合もあるためだ。名古屋市は今後も、雨水貯留施設の整備を続けていく計画だが、ハードの整備とあわせて、いざという時どう行動すればよいのかを市民に徹底するソフト面での対策も今後の課題だ。

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