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開かなかった水門 岡崎市は存在知らず長年放置(2008年09月10日)

8月末の集中豪雨で大きな被害を受けた愛知県岡崎市で、ある水門をめぐり住民が行政への怒りを訴えています。水門はなぜ開かなかったのでしょうか。

8月末、東海地方に大きな被害をもたらした豪雨。岡崎市では床上・床下浸水は合計2800棟を超えた。9日夕方、岡崎市役所で行われた住民説明会。浸水の被害を受けた住民が声を荒げて詰め寄ったそのわけは「開かずの水門」の存在だった。44年前、農業用水を排水するために作られたこの水門は、雨水を川に流す役割も持っていたという。しかし、岡崎市は水門の存在自体を把握しておらず、管理する部署も決めず長年放置していた。この水門とつながる乙川沿い一帯は広い範囲で浸水の被害を受けた。一時は、170センチまで水かさが増し、あたり一面が泥水に覆われた。豪雨当日、この水門を開けようと試みた地元住民は、「大の男3人が水門を全開にあけようとしたが全く動かず、岡崎の緊急対策本部に連絡しても全く来なかった。とにかくゴミを掃除しようかとひもを腹に縛って命綱をつけて下におりた」と当時の状況を語る。フェンスは植物に覆われており、入口には鍵がかけられたままだった。なんとかフェンスを乗り越え、水門までたどり着いたものの、流れてきたゴミが溜まっており、水が流れる状態ではなかったという。これに対し岡崎市は、「管理者が明確になっていないのが事実で今、協議している最中」と話す。岡崎市が水門を適切に管理していれば浸水の被害を減らすことができたのではないか?住民の怒りはおさまらない。被災地の住民は、岡崎市の水害対策に疑問を投げかけている。

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