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津市の空き地陥没事故 地下に亜炭坑 関連を調べる(2008年04月25日)

24日、津市の住宅街にある空き地が、直径3メートルほどにわたって陥没し、停まっていた車が穴の中に転落しました。この地域には、戦争中に亜炭坑が掘られていたことがわかり、市が関連を調べています。

突如、住宅街に空いた大きな穴。24日午後6時ごろ、津市高茶屋小森町で「空き地が陥没し、車が沈んでいる」と119番通報があった。地面は、直径3メートル、深さ2メートルほど陥没。けが人はいなかった。穴をのぞく土が何層にも分かれ、壁は元々空洞だったように見える。近所の人は、「前にも陥没した。20年ぐらい前」「2日前から建物が揺れる。地震みたいに」「夜8時くらいまで残業していると、ドカンドカン音がする。どこか陥没しているような音」などと証言する。住宅地の下に、いったい何があるのか。住民の中には、「この下に亜炭坑があるっていうのは聞いている。戦時中に亜炭坑を掘って出した」と話す。亜炭とは、石炭になりかけの、質の劣る石炭のことだ。実は、東海地方は、日本最大の亜炭の産地で、陶磁器や繊維産業が盛んなこの地方には、安くて重要なエネルギー資源だった。岐阜県の美濃地方や、愛知県の尾張地方、三重県にも広く分布している。24日陥没があった津市にもあった。亜炭鉱業は、1970年代ごろには衰退し、採掘した坑道は、空洞となったまま残され、各地で陥没の原因となっている。近くに住む男性は、第二次大戦前、まさにこの陥没場所で亜炭を掘っていたという。津市では、亜炭坑と陥没の因果関係を調べている。

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