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ガソリンの暫定税率復活を前に利用者から困惑の声(2008年04月24日)

ガソリン税などの暫定税率を復活させる法案が、衆議院で30日にも再可決される見通しです。安くなったばかりのガソリンがまた値上げ、人々からは怒りと困惑の声が上がっています。

レギュラー1リットルあたり25円。大幅な値下げに結びついた暫定税率の期限切れ。しかし、30日には自民党などの与党が3分の2以上を占める衆議院で、再可決されることがほぼ決まった。1日から119円に値下げし、客が殺到した名古屋市中区のスタンド。1カ月近くたった今も、客足は悪くない。このスタンドでは、値下げをした最初の週に、客足が大幅に増加。2週目で落ち着き、3週目に減少。今週は2週目のレベルに戻ったという。店長は、「(再可決が確実となった影響は)まだ感じない。(ギリギリまで)待つ人が多いのでは。新規の客が増えたので、その分売り上げは増えた。ピンチをチャンスにできたとは思う」と話す。一方、ドライバーは怒りを隠さない。「庶民がほとんど賛成していないのに、政治って庶民の代弁者じゃないのか」「(税金が)無駄遣いされている。次の選挙で考える」などの声が上がった。このスタンドでは、税率が戻った後も、在庫があるうちは安いままの値段を続ける方針だ。しかし、店によって対応はまちまちで、ゴールデンウィーク真っ只中の値上げに、混乱も予想される。そんな中、今売れている商品がガソリンを保管する金属製の缶だ。ガソリンは、静電気でも発火し、ポリタンクでの保管は禁止されていて、金属製の専用のタンクに入れる義務がある。このタンクが売れている。あるホームセンターの店長は、「23日の1日で通常の広告初日と比べて約5倍販売した」と話す。ただし、20リットル入れても、節約できるのは500円程度で、元はとれない。火災の危険もあり、店頭でも注意を呼びかけている。一方消防署もガソリンの保管をしないよう指導している。名古屋市消防局の担当は、「40リットル未満なら家庭で保管できるが、それ以上は許可がいる。ガソリンは危険な液体なのでできれば保管しないでほしい」と話している。暫定税率の復活まであと1週間。ガソリン狂想曲、第2幕が迫っている。

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