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団地で火災 母親が女児を4階から投げ落とす(2007年12月05日)

岐阜県各務原市の団地で火事があり、4階に住む母親が2歳の女の子を助けようと下にいた人に投げました。しかし、下にいた人は女の子を受け止めることができませんでした。

人々が寝静まる5日深夜3時半ごろ、岐阜県各務原市の団地で火事は起きた。近所の人は「トイレに行ったらトイレの窓がどかーんと赤かったのでびっくりして開けてみたら5階がばーっと燃えていた」と話す。火元となった506号室。トラック運転手の母親は、仕事のため不在で、14歳の長男と11歳の長女が寝ていたが、逃げて無事だった。65平方メートルを全焼し、ほかの世帯に延焼はなかったが、思わぬ事故が下の階で起きた。
 火元となった部屋の斜め下、4階の部屋の住人がけむりにまかれベランダに出た。母親は2歳の女児を助けてもらおうとして、下に投げ落とした。しかし、下にいた人は受け止め損ねてしまった。アスファルトに落下した長女は、脳内出血で重体となっている。警察によると、両親は玄関を開けたら煙が充満していたため、下の階で火事が起きて、逃げられないと思ったようだ。ベランダに出た母親は「受け取って!」などと叫んだ。下にいた人たちは「危ないから落とすな」と説得したが、母親はパニック状態で、長女を投げたという。クッションなどはなく、受け止める体制ではなかったという。
現場にいた人は「下に人が集まっていた?すごかった。みんな出てきました。かわいそうですね。」「助けたい一心だったんでしょうね」「パニックでしょう。普通は」と、その時を振り返る。
名古屋市消防局によると「2歳のこどもは約12キロ。受け止めるほうは、3〜4倍になる。一般の人は受け止められない。まずは落ち着いて煙のないほうに逃げること。」と注意を促す。警察は、火元の部屋の電気ストーブが火事の原因とみて調べている。

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