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東南海地震直後の被害を撮影した航空写真見つかる(2007年03月09日)

今から63年前、三重県南部でおきた東南海地震は、戦争中に起きたため資料が少なく不明な点が多いのですが、このほど地震直後の被害の様子を撮影した航空写真が見つかり関係者の注目を集めています。

見つかったのは東南海地震発生からわずか3日後、三重県尾鷲市の被害の様子を写した航空写真です。1944年12月10日午後、高度9700メートルからアメリカ軍の偵察機が撮影した写真がワシントンの国立公文書館に保管されているのが見つかりました。写真には、被害の状況が克明が写っています。17日に発生したマグニチュード7.9の東南海地震は、三重県や愛知県などで死者1200人以上という大被害をもたらしました。被害を大きくしたのが大津波の発生です。尾鷲湾の奥にある尾鷲市には9メートルあまりの大津波が襲い、波が街を洗いました。今回発見された航空写真では津波が襲った区域がわかることはもちろん、陸地に打ち上げられた漁船や破壊された石積みの堤防などその被害の大きさを読み取れます。戦時中に発生したため、情報が統制され資料が少ない東南海地震。実際に体験した世代の人も新たな発見に驚きの声をあげています。対策を進める自治体の防災担当者は、今回の航空写真に強い関心を寄せています。60年以上の時を越えて発見された航空写真。津波の恐ろしさを語り継ぎ次に来る津波への備えを考える上で重要な材料となりそうです。

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